予防歯科治療
当院では、歯と歯肉を守るためのプロによる予防ケアとご自宅で行うセルフケアの両方への関わりを強化しています。
ご自分の歯を長く、快適に使っていただけるように、主訴の治療が終了した後でも、定期的にメンテナンスに通っていただき、ブラッシング指導(歯磨き指導)や、歯のクリーニング(P.M.T.C)に力を入れています。
おひとりお一人のお口の状態に合った、ブラッシングを指導させていただき、指導内容等を個人データとしてお渡ししております。
染め出し(磨き残しチェック)ブラッシング指導
1
保護する薬を唇に塗布後、プラークを染出します。
2
軽くうがいをします。
(洋服に付かないように気をつけてください)3
赤く染まっているプラークをチェックさせていただきます。
目で見てわかりやすいように、記録を文書作成しお渡しします。4
3分間いつものように磨いていただきます。
5
軽くうがいをします。
6
まだ残っているかチェックします。
7
磨き残しの部分について、歯ブラシのあて方、動かし方などについてお話しさせていただきます。
8
きれいになったらOKです!
最後に全体のおそうじをします。
いつものようにお水を使ってやっています。
ブラッシング
歯ブラシのあて方
前歯の裏側を磨く
歯ブラシをタテに使います
奥歯の内側
歯ブラシを斜めに入れて磨く。奥歯の奥は、歯ブラシのつま先を使うと良い。
噛み合わせ面を磨く
噛み合わせの面の小さい溝の中の汚れを書き出すように、歯ブラシを直角に当てて小さくゴシゴシする。
ブラッシング法
バス法
歯と歯ぐきの境目に45度の角度で歯ブラシの毛先を当て、左右に小刻みにブラッシング。
歯垢の除去と歯ぐきのマッサージ効果がある。ローリング法
歯ブラシの脇腹で歯ぐきが白くなるくらい圧迫してから掻き出す。歯ぐきから歯の先に向かって回転させる。
歯垢の除去と歯ぐきのマッサージ効果がある。スクラビング法
歯に面に歯ブラシの毛先を90度の角度で当て、左右に小刻みにブラッシング。
奥歯の裏側や噛み合わせ面の歯垢の除去に適している。フォーンズ法
歯を噛み合わせて、歯ブラシの毛先を歯の面に90度の角度で当てる。円を描くように、上下の歯を一緒に一本ずつぐるぐるブラッシング。幼児や高齢者に適している。
デンタルフロス
中指に巻きつける
親指と人差し指でつかむ
フロスをかきあげるようにしてプラークを取る
歯間ブラシ
歯間ブラシは歯と歯の間の歯垢を落とす専用のブラシです。歯間ブラシは、歯と歯の歯肉は痩せてきている場所に使います。よって、歯肉が痩せていない所に無理やり使うと、歯肉に傷がつくことがありますので注意して使いましょう。
歯間ブラシは、歯と歯の間の隙間の広さに応じて、サイズを選びます。歯肉の幅や歯肉の変化によって適正な大きさが異なりますので歯科衛生士にアドバイスをもらうことをおすすめします。
歯間ブラシは歯と歯の間に入れて、内側と外側の2方向から1ヶ所5往復くらいゴシゴシとこすります。力の入れすぎや角度の誤りによっては歯肉を傷つけますので、ご注意下さい。適切なサイズ、または材質によっては十分な効果が得られません。それぞれの歯の隙間にあった歯間ブラシでお掃除するようにしましょう。